カフェラテとカフェオレの違いとは。カプチーノの違いもお答えします。

カフェラテとカプチーノとは?

カフェラテ(Caffè Latte)は、「コーヒー・牛乳」という意味のイタリア語です。イタリア・ヴェネツィアにある喫茶店カッフェ・フローリアンが発祥の地ともいわれており、現代では世界中で愛好家の多い、コーヒーの楽しみ方の一つです。

どちらもフォームド(蒸気で温めた)ミルクとエスプレッソを合わせたものであり、ミルクのまろやかな口当たりとほろ苦いエスプレッソのマリアージュが楽しめます。

カフェラテとカプチーノの違い

コーヒーとミルクを合わせたものですが、カフェラテとカプチーノの大きな違いはミルクの泡立て方にあります。カフェラテはミルクを少なく泡立てるのに対し、カプチーノはもこもこの泡を立てるものが一般的と言われています。

カフェラテ

  • エスプレッソコーヒー
  • 温めたミルク(60℃~65℃)
  • もこもこミルク泡(少なめ)

カプチーノ

  • エスプレッソコーヒー
  • 温めたミルク(60℃~65℃)
  • ミルクフォーム(もこもこ泡)

カフェラテとカプチーノの味の違い

口当たりの質感は、カフェラテがまろやかであり、カプチーノはコーヒーのほろ苦さを感じることが出来ます。カフェラテはカプチーノに比べると、温めた液体のミルクの割合が多いので、ミルクの甘みと口当たりのまろやかさを感じることが出来るのです。

一方、カプチーノはもこもこ泡とエスプレッソの相性が良く、ほろ苦さが心地よい満足感と余韻に変わります。

お好みやその日の気分によって飲み分けてもよし、カフェラテとカプチーノは、キャラバンサライでも人気のコーヒーとなっております。

カプチーノのミルクがぬるい理由

キャラバンサライでは、コーヒー教室や店頭での接客の際に、お客様からお問い合わせやご質問をいただくことがございます。

その際、「どうしてカフェラテのミルクはぬるいのか?」と質問をいただいたことがあります。

どちらも蒸気でミルクを温めますが、ミルクの甘みが最も引き出される温度があります。この温度帯が60℃~65℃の温度帯です。

60℃の温度といってもピンと来られる方は少ないと思いますが、玉露のお茶を入れる際に、湯もみを行った後の温度と思うとイメージしやすいかもしれません。

ミルクに含まれるたんぱく質は、65℃を超えると成分の凝固が始まり、苦い口当たりになります。あつあつのカフェラテやカプチーノがより苦く感じるのはこの成分の凝固の影響です。

カフェや専門店のラテがぬるい理由は、ミルクとコーヒーが最もおいしく感じられる温度帯で提供されているからなのです。

カフェオレとは?

カフェラテやカプチーノはイタリアが発祥ですが、カフェオレはフランスがルーツとされています。大きな違いは、エスプレッソを使用するイタリアのカフェラテとは異なり、濃く淹れたコーヒーを使用します。

ミルクの割合もカフェオレは多く、コーヒー:ミルク1:1の割合で割りながら飲むことが多く、大きめのマグカップにたっぷりと量を飲む方も多いですね。

カフェラテが人気の国

カフェラテといえばイタリアやアメリカのイメージですが、近年ではオーストラリアをはじめとした、アジアのコーヒーも注目されています。

特にオーストラリアは独自のコーヒー文化が芽生えており、フラットホワイトなどのラテが有名です。フラットホワイトやラテ以外でもロングブラックなど、近年では国内大手カフェでもこの名前を聞くようになりました。

専門店も増え、このような世界中のカフェラテがもっと身近に楽しめるようになり、コーヒーもより楽しくなっていきますね。

おうちでのエスプレッソのおいしい淹れ方

ご自宅でエスプレッソを楽しむ際にいくつか注意しておくことがあります。

  • 鮮度の良いコーヒー豆を使用する
  • 粉の挽き具合を調整する
  • 抽出器具をきちんと清掃する

鮮度の良いコーヒー豆を使用する

コーヒー豆は鮮度が一番大切です。焙煎したてのコーヒーの香りはとても良いものですが、エスプレッソに使用する場合は注意が必要です。コーヒー豆は焙煎後からしばらくの間、炭酸ガスを発します。

ドリップコーヒーなどを楽しみ際に、大きく膨らむコーヒーがとても香りよく新鮮な印象を受けますが、実はこのガスの発生は味の妨げになることも多いのです。

お湯に触れるとコーヒーの内部よりガスが発生しますが、新鮮なコーヒーは必要以上にガスが発生してしまいます。これはエスプレッソも例外ではありません。必要以上にガスが発生すると、チャンパー内の圧力がかかりすぎてしまい、クレマ(エスプレッソの泡)の多いエスプレッソになります。豆が古すぎてもクレマが出来ません。

飲み頃のコーヒーは焙煎してから2週間から1か月ほど。コーヒーの味のピークを迎える頃合いまで想像しながら、味わいの変化をお楽しみください。

粉の挽き具合を調整する

エスプレッソに最も大切なことは、適切な蒸気圧をかけることです。抽出の圧力は9気圧が望ましいとされていますが、大切なことはコーヒー豆の粒度です。バスケット内の粒度と抽出圧が嚙み合わず、粒度が粗いとシャバシャバとした液体のようなエスプレッソとなり、細かすぎると色が焦げたように黒くなったり詰まったりします。

適切なエスプレッソは、抽出液とクレマの割合が良く、香りも素晴らしいものです。いま一度挽き具合を確認してみましょう。

抽出器具をきちんと清掃する

業務用・家庭用問わず、エスプレッソマシンはとてもデリケートです。とくにコーヒーの油分がこびりつきやすく、酸化も進みます。見た目にも汚れがこびりつき、良い印象はありません。全自動のエスプレッソマシンも高価なものが多いので、説明書をしっかりと熟読し、スケール除去剤などを用いて、適度に掃除をするように心がけましょう。

エスプレッソにおすすめのコーヒー豆

キャラバンサライでは、エスプレッソにおすすめのコーヒー豆も、もちろんご用意しております。店頭で使用しているコーヒー豆【カフェプリモ】はもちろんのこと、シングルオリジンの深煎りコーヒー豆もおすすめしております。

カフェ・プリモ

キャラバンサライの人気ブレンドの一つ。苦味はもちろんのこと、エスプレッソのアロマやミルクにも合う、エスプレッソ用のブレンド。インドネシアのマンデリンやエチオピアモカをブレンド配合し、最適な焙煎具合を見極めた、プリーモの名前にぴったりの銘柄です。

マンデリン・アチェ

人気の産地である、インドネシア・アチェ地区の深煎りマンデリン。クリーミーなコクと香ばしいカラメルを思わせるようなアロマが人気の銘柄。まろやかな中にもボディ感のあるエスプレッソが楽しめます。

カフェオレにおすすめのカフェオレベース

カフェインレス・カフェオレベース

キャラバンサライのカフェオレベースは、カフェインレスのコーヒー豆を原料に使用した、珍しいカフェオレベース。原料豆は97%のカフェインを除去。さらに保存剤も不使用で、お子様やカフェインが苦手な方にもおすすめの、やさしい甘さのカフェオレベースです。

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コーヒー豆のキャラバンサライとは?

キャラバンサライは石川県金沢市に本店を構える、自家焙煎コーヒー豆の販売専門店です。店頭には常時30弱種類のコーヒー豆を販売しております。産地のシングルオリジンをはじめとした産地契約豆や、コーヒーの街金澤をイメージしたオリジナルブレンドコーヒー豆も販売中。

各店頭にはコーヒーマイスターが常駐しており、皆様のコーヒーに関するご質問にお応えさせていただいております。

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