2009年8月
ブラジル視察無事終了しました。今回のブラジル視察に関して新たな発見が幾つかありました。
美味しいコーヒーの実態が風土や気候はもちろんの事ですが、やはり人の手により初めて最高のスペシャルティコーヒーは生み出されていることが理解出来た、すばらしいミッションであったと思います。
何代も続くコーヒー専業農家が今も存在していて、畑を作り込んでいます。ただ、ブラジルも農家の跡継ぎが不足しており、このすばらしい技術の継承が危ぶまれています。
この現状を消費国の私たちが理解し、コーヒーを作ることで生計が維持できるシステムを作り上げていかなければ、美味しーコーヒーは次第に少なくなり手に入れることが困難となります。
これを機会に今後の販売方法を、もっと産地と共に共存出来る方法を模索していくことを考えていきます。
【追記】
先日サプライズで下坂さんにお会いしました。
出発前には何の予定もしてなかったのですが、私たちの泊まっていカンピ-ナスまで下坂さんはなんと車で800km一人で運転して会いに来てくださいました。
感激です!
私が初めてブラジルの農園視察に行ったのが、下坂さんの農園でセラードにあります。その際は随分勉強させていただき、その後のコーヒー感が一変したのも下坂さんのおかげでした。
メールのアドレスを教えていただき、今後また色々と情報交換をお約束し、帰って来ました。
早速先日メールを頂きました。
何処の国でも生産者は大変なのだと感じます。もっと大事にコーヒーを扱いこの大切な資産を継承していかなければと痛感しています。
いただいたメールより、一部ご紹介します(下記)。
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コーヒ生産者 経営も大きく変わりました。
家族労働コーヒ生産者は、精選コーヒ300俵前後が70%を占めます。
それがこの数年 人件費 農薬 肥料の高騰で継続が困難な事です。
大型化による機械化には国際相場の不安定が問題があります。何時の時代も問題は
ありますね。4年前=1ドル 3.5フェアイス 現在1ドル=1.8フェアイス
ドル計算ですと良いのですが、ブラジルのお金になりますと半分になります。
人件費 農薬 肥料は2倍以上 また規模拡大の倒産者も見られる様になりました。
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