2006年11月
今日はイルガチェフのホマーの集荷場を訪問します。
オロミや農協が管理する水洗処理施設のある乾燥所は、シダモエリアの中で昨日訪問したシダモに8箇所、今日向かうイルガチェフに10箇所あるそうです。農協のマネージャーのdegu assfa氏が今回同行し、詳細に施設の案内やこの地域の農民とのかかわりなど紹介いただきながらの視察となり、コーヒーの生産から出荷までの確認が出来る視察となりました。
ホテルから1時間半ほど舗装道路ですが、このあたりから山の景色も変わりバナナの木や高木の森林となり、よく見ると木々の下にコーヒーの木が沢山自然林と同じように生えています。途中わき道に入り集荷場に向いますが、道路は舗装されてなく、ここも昨日雨が降ったようでぬかるんでいます。
4輪駆動のジープも低速に設定し、チャレンジしましたが、途中でやはりクラッシュしてリタイヤ3台で向ったのでここに1台置いて応援を呼ぶこととし、2台に便乗して向いました。
ここはすでに集落の中に入っていてハットと呼ばれる民家が点在しています、まだ水も電気もないそうです。小さな住まいにどうやって生活しているのだろうか?ちょっと想像しがたいですが、見た感じでは昔からこれで生活し、これはこれでうまくいっているのではと勝手な解釈をしながら、この環境はコーヒーにとっては本当に自然な形で収穫され化学肥料や農薬とは無縁の自然コーヒーといっても過言ではないと確信しました。
車を降りたついでに民家の写真を取り、私もついでに記念写真を1枚。
民家の周りにコーヒーの木があり、この辺りの農民は庭先で収穫したコーヒーを集荷所持ち込みます。
広い乾燥場の全景。到着して驚いたのは、見事に整備された集荷所に整然と並ぶ乾燥棚、今日は天気がよいのでいっぱいのコーヒーが干されて、多くの人が棚に向って手作業でよく乾燥するように混ぜながら広げています。水洗処理施設は昨日のシダモとほとんど変わらない設備で、これもよく管理されています。
この施設には学校も併設されていて、今日は子供たちも手伝っています。私たちが近つくと人懐こく集まってきました。日本から持ってきたお菓子などをプレゼントし大変喜ばれました。
ここで収穫されたばかりのパーチメントコーヒーをサンプルに持ち帰り、商社のテスト室で焙煎しカップテストする事とし、作業場を後にしました。記念撮影も。
この記事へのコメントはありません。