2016年3月
今回のコスタリカ視察はハードスケジュールの割には収穫の多い訪問となりました。
金沢から成田経由、その後ヒューストン経由〜コスタリカ・サンホセには、日本を出発して24時間でホテルに到着。やはりコーヒーの産地は遠いと実感。
エクスクルーシブコーヒー社訪問
初日は朝から輸出業者を訪問し、訪問予定のマイクロミルのサンプルをカッピング打合せを済ませたあと農園に出発。
フランシス・コナメ氏による同社の取組の説明など、コーヒーに適した豊かな火山灰土壌、理想的な標高といった産地特製だけでなく、マイクロミルと呼ばれる生産者が自ら小型の精製処理装置を持ち自分のチェリーを自分でプロセスし天日乾燥、その日その日の収穫を分けて管理することで小さな地域のテロワールを再現再発見し、量は少なくても上質で特徴のあるものを作ることができるようになりました。
このことが近年世界のマイクロロースターより、評価されるようになりました。
特にこの10年間、マイクロミル革命が起きています。それぞれの農園の気候や精製技術によってカップに表現できる固有のキャラクターが再発見されていて、以前は大量生産のため出来なかったことです。
多くのコーヒーファンに新たな楽しみをもたらしたことで、生産者には生産意欲が増しました。このマイクロミル革命は今も細分化され進化しています。品種ごとに管理し精製方法を変化させることで、新しいキャラクターもたらす事に成功しました。そしてその個性豊かなオリジンを私たちに届けてくれるのです。