2006年11月
アジスアベバ市内にある輸出業者を訪問。日本でもおなじみのモプラコ社を最初に訪問しました。この会社は日本向けに多くの原料を輸出しています。毎年日本にも来ているようで日本通です。友人も沢山いるようです。
ナチュラルの最大の産地ハラーにも処理場があるそうですが、市内の施設を訪問しそのスケールに驚きました。工場の中もきれいに整頓されていて、明るくなにより働いている人が礼儀正しくきちんと教育がされている印象で、オーナーの考え方や人柄が感じられます。
今日のディナーに招待され応じることにして別れました。ディナーはアジスで一番景色のよいトップビューというレストランで。
ここでヤ二さんのコーヒーに対するこだわりを色々聞かされました。中でも印象に残ったのがナチュラルのコーヒーを焙煎する前に一度水で洗った後、水を切ってそのまま焙煎するとクリアーできれいな味に仕上がるというのです。また焙煎も水分を含ませるとうまくいかないのではと質問すると、逆に水分を含ませることで内側からゆっくりと熱を吸収するのでよいという話です。
まずは一度トライしてみろと。また、浅煎りと深煎りをブレンドするのもよいというのです。興味を持ったので今度実験してみます。
ヤ二さんが本当にコーヒーを楽しんで扱っている様子も伝わってきました。結構商売人かも?
次に・・・アンバサ社を訪問:
こちらの会社も日本向けに結構輸出しているようです。取り扱いはエチオピア全エリアのものをオークションなどで入手し扱っているようです。
日本で見かけたマタイが倉庫にありました。オーナーのDEGU ASSEFAさんにお話を聞き、施設を案内いただきました。こちらの施設もほぼ同じような形態で多くの人手により選別されていますが、一部電子選別機なども使用しています。
事務所の入口で記念撮影、挨拶して失礼するつもりでしたが、ここでも食事を誘われました。次の日の昼食を一緒にとの約束をし、後にしました。やはり輸出業者も日本から来ているということで、売込みに積極的です。当方としても少しでも情報がほしいので誘いに応じています。
あと数社を訪問し、設備の見学と話を聞きましたが、各社ほぼ同じような様子でした。
それぞれの会社の得意なエリアや特色はあると思いますが、今回の視察ではそのあたりまで踏み込むことは少々時間が必要だと感じました。一度会っておけば、日本からのコンタクトも容易となりますので、次回の課題とし今回の反省とします。
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